カナの風邪日記 前編 ~大人の階段のぼる~
2009年 01月 18日
その朝は確かにいつもと様子が違っていたのです。
のどの奥、5cmのあたりが異様に熱い。
前日の夜はいつもの様にお客様との飲み会。
特に変わった事をしたわけでもなく、特に声を張ったわけでもないのに。
とにかく。
のどの奥5cmが熱い。。。
原因を探すが見つからず、対策を考えても思い浮かばず、のど飴をなめながら出勤の準備をしながら、急に気がつきました。
まさか・・風邪じゃ?!
慌てて体温計を探し、熱をはかると37.8度。
そうです。
ワタクシ、パラオに来て初めて、本格的な風邪とやらをひいてしまいました。
寝込むこと2日半。
気持ちは元気なのに体が動かないつらさと、薬の力の凄さ、何年ぶりかにひいた風邪のおかげで感じた事は数知れず。
辛かったけれど、迷惑かけたけれど、いい経験しました・・。
今日はそんな風邪との闘いを書き連ねて行きたいと思います。
その日はとにかくそのまま出勤し、ナロンエースとキューピーコーワゴールドをぶち込んで海へ。
青い海。
白い雲。
そう。ここは楽園パラオです。
そんな最高に気持ちが良いボートの上で、最高に気持ちが悪そうな女が一人・・。
青い顔。
白い頬。
真っ黒のウェットスーツと、真っ黒のボートコートを頭からかぶり、まるで粗大ごみの様な全身黒づくめのその女。
名をカナと言う。
外洋で2ダイブ。
水中に入ってしまえば大丈夫なのに、陸に上がってくると感じる重力が辛い。
3本目は沈船。
異様に寒い・・。沈船の雰囲気を感じるにはもってこいのゾワゾワ感ですが、できれば今日はいらなかった。。
店に戻り、お客様をお見送り。
ここで、我らがクルコンのオフィスリーダー。いえ、クルコンのお母さんFUMIE氏から早退を促され、断る理由も無く即座に早退。
マネージャーに気遣いされる野球部の子の気持ちはきっとこんなんだろうな。。
甘酸っぱいっす。
明日は運良くお休み。良かった(><)
帰り際に「パラオで初めて風邪ひいたかもー」と言うと、内藤君が
「大人になったね・・。」
だって。。
ヒドイ。。。
大人になんてなりたくない(><)
お部屋に戻り、再度体温計・・。
・・・。
待つこと1分。
・・・。
体温計が、未だかつて見たことの無い数値をはじき出しています・・。
39.6度(--)
間違いかもしれないと、3回計りました。
間違いなく39.6度。
新記録です。
カナの体温の新記録を、今ここに樹立してしまいました・・。
そして、その数値を見た途端、急に体がフワフワしてきました。
あまり風邪の経験が無いカナは、どうしていいのかわからず、とりあえずAYUMI氏にもらった風邪薬と万能薬ノニをがぶ飲みして布団へ・・。
どれ位寝たでしょうか・・。
少しは楽になったかも・・。
そう思って体温計。
・・・。
39.6度。
・・・。
変化無し!!!
撃沈(><)
うーーー寒いよーーー(;_;)
うーーーフラフラするよーーーー(泣)
こんな時、実家だったらママがイチゴとポカリスエットを持ってきてくれるのに・・。
卵おじやが食べたい・・って言ったらすぐ作ってくれるのに・・。
一人なのでただただ水分をとるしかできない。。
とにかくノニをいっぱい飲むしかできない。。。
カナの崇拝するノニ様も、この強力な風邪菌には対抗できないのか?!
いや・・。
きっとノニ様はやってくれるはず!!!
しかし・・それでも下がらないカナの熱・・。
ふと浮かんだのは今朝の田中さんとの会話・・。
T「カナちゃん、座薬ぶち込んだらいっぱつだよ。」
K「え・・。でも、自分で座薬入れた事ないです・・。田中さん入れてくれますか・・。」
T「え・・(--)」
K「・・・。」
T「・・・。」
そうだった・・。
最終兵器が残っていた・・。
その名も!!!
Z・A・Y・A・K・U!!!!
この熱を下げるにはもうこの手しか残っていない!!!
しかし、今までちっちゃい時にママに入れて貰った事があるだけで、自分で座薬を試したことの無いカナ・・。
なんか・・。
なんか緊張(^^;)
お客様からもらって冷蔵庫にしまってあった、決して使うことは無いだろうと思っていたそのブツを片手にトイレへ・・。
あぁ・・。
もし・・。
もしもカナが宇宙人に観察されている被験者で、今この状態を数百人の宇宙人が集まる大会議場のスクリーンで流されていたらどうしよう・・。
何と言うマヌケな格好・・。
その宇宙人の中に、ちょっとカッコいい人でもいたらどうしよう・・。
いや。それよりも。
その宇宙人の中に、人間界とつながりのある人がいて、このカナの恥ずかしい映像を「これ笑えるぜ♪」って横流ししていたらどうしよう・・。
熱のせいか、いつもより余計に妄想が進みます。
もし見られていても大丈夫なように、できる限り品のある座薬の入れ方をしたつもりです。
お尻丸出しで、品もクソもあったものではありませんが、この気持ちを宇宙人がかってくれる事を願うばかりです。
さぁさぁ。
無事、座薬も入れ、モノを出すはずの場所からモノを入れると言う初めての経験をして大人になったカナです。
そのまま布団へ直行・・。
寝ます。
とにかく寝ました。
そして。
今度はどれ位たったでしょうか・・。
体がなんか。。軽い!!!!
熱をはかると37.9度!!!!!
おぉ!!!!
一気に熱が下がったではありませんか!!!!
ありがとう座薬!!!
これで明日一日寝ればカンペキだぜぃ!!!!
さぁ!寝ましょう!!!
そして、明後日には!!!海だぜぃ!!!!
こうして、カナの風邪初日が終了したのでした。
が・・。
この時はまだ知りませんでした。
座薬の力が6時間程で切れてしまう事を・・。
そして、この風邪がどれだけやっかいかと言うことを・・・。
カナの風邪日記。
後半へ続く・・・。
のどの奥、5cmのあたりが異様に熱い。
前日の夜はいつもの様にお客様との飲み会。
特に変わった事をしたわけでもなく、特に声を張ったわけでもないのに。
とにかく。
のどの奥5cmが熱い。。。
原因を探すが見つからず、対策を考えても思い浮かばず、のど飴をなめながら出勤の準備をしながら、急に気がつきました。
まさか・・風邪じゃ?!
慌てて体温計を探し、熱をはかると37.8度。
そうです。
ワタクシ、パラオに来て初めて、本格的な風邪とやらをひいてしまいました。
寝込むこと2日半。
気持ちは元気なのに体が動かないつらさと、薬の力の凄さ、何年ぶりかにひいた風邪のおかげで感じた事は数知れず。
辛かったけれど、迷惑かけたけれど、いい経験しました・・。
今日はそんな風邪との闘いを書き連ねて行きたいと思います。
その日はとにかくそのまま出勤し、ナロンエースとキューピーコーワゴールドをぶち込んで海へ。
青い海。
白い雲。
そう。ここは楽園パラオです。
そんな最高に気持ちが良いボートの上で、最高に気持ちが悪そうな女が一人・・。
青い顔。
白い頬。
真っ黒のウェットスーツと、真っ黒のボートコートを頭からかぶり、まるで粗大ごみの様な全身黒づくめのその女。
名をカナと言う。
外洋で2ダイブ。
水中に入ってしまえば大丈夫なのに、陸に上がってくると感じる重力が辛い。
3本目は沈船。
異様に寒い・・。沈船の雰囲気を感じるにはもってこいのゾワゾワ感ですが、できれば今日はいらなかった。。
店に戻り、お客様をお見送り。
ここで、我らがクルコンのオフィスリーダー。いえ、クルコンのお母さんFUMIE氏から早退を促され、断る理由も無く即座に早退。
マネージャーに気遣いされる野球部の子の気持ちはきっとこんなんだろうな。。
甘酸っぱいっす。
明日は運良くお休み。良かった(><)
帰り際に「パラオで初めて風邪ひいたかもー」と言うと、内藤君が
「大人になったね・・。」
だって。。
ヒドイ。。。
大人になんてなりたくない(><)
お部屋に戻り、再度体温計・・。
・・・。
待つこと1分。
・・・。
体温計が、未だかつて見たことの無い数値をはじき出しています・・。
39.6度(--)
間違いかもしれないと、3回計りました。
間違いなく39.6度。
新記録です。
カナの体温の新記録を、今ここに樹立してしまいました・・。
そして、その数値を見た途端、急に体がフワフワしてきました。
あまり風邪の経験が無いカナは、どうしていいのかわからず、とりあえずAYUMI氏にもらった風邪薬と万能薬ノニをがぶ飲みして布団へ・・。
どれ位寝たでしょうか・・。
少しは楽になったかも・・。
そう思って体温計。
・・・。
39.6度。
・・・。
変化無し!!!
撃沈(><)
うーーー寒いよーーー(;_;)
うーーーフラフラするよーーーー(泣)
こんな時、実家だったらママがイチゴとポカリスエットを持ってきてくれるのに・・。
卵おじやが食べたい・・って言ったらすぐ作ってくれるのに・・。
一人なのでただただ水分をとるしかできない。。
とにかくノニをいっぱい飲むしかできない。。。
カナの崇拝するノニ様も、この強力な風邪菌には対抗できないのか?!
いや・・。
きっとノニ様はやってくれるはず!!!
しかし・・それでも下がらないカナの熱・・。
ふと浮かんだのは今朝の田中さんとの会話・・。
T「カナちゃん、座薬ぶち込んだらいっぱつだよ。」
K「え・・。でも、自分で座薬入れた事ないです・・。田中さん入れてくれますか・・。」
T「え・・(--)」
K「・・・。」
T「・・・。」
そうだった・・。
最終兵器が残っていた・・。
その名も!!!
Z・A・Y・A・K・U!!!!
この熱を下げるにはもうこの手しか残っていない!!!
しかし、今までちっちゃい時にママに入れて貰った事があるだけで、自分で座薬を試したことの無いカナ・・。
なんか・・。
なんか緊張(^^;)
お客様からもらって冷蔵庫にしまってあった、決して使うことは無いだろうと思っていたそのブツを片手にトイレへ・・。
あぁ・・。
もし・・。
もしもカナが宇宙人に観察されている被験者で、今この状態を数百人の宇宙人が集まる大会議場のスクリーンで流されていたらどうしよう・・。
何と言うマヌケな格好・・。
その宇宙人の中に、ちょっとカッコいい人でもいたらどうしよう・・。
いや。それよりも。
その宇宙人の中に、人間界とつながりのある人がいて、このカナの恥ずかしい映像を「これ笑えるぜ♪」って横流ししていたらどうしよう・・。
熱のせいか、いつもより余計に妄想が進みます。
もし見られていても大丈夫なように、できる限り品のある座薬の入れ方をしたつもりです。
お尻丸出しで、品もクソもあったものではありませんが、この気持ちを宇宙人がかってくれる事を願うばかりです。
さぁさぁ。
無事、座薬も入れ、モノを出すはずの場所からモノを入れると言う初めての経験をして大人になったカナです。
そのまま布団へ直行・・。
寝ます。
とにかく寝ました。
そして。
今度はどれ位たったでしょうか・・。
体がなんか。。軽い!!!!
熱をはかると37.9度!!!!!
おぉ!!!!
一気に熱が下がったではありませんか!!!!
ありがとう座薬!!!
これで明日一日寝ればカンペキだぜぃ!!!!
さぁ!寝ましょう!!!
そして、明後日には!!!海だぜぃ!!!!
こうして、カナの風邪初日が終了したのでした。
が・・。
この時はまだ知りませんでした。
座薬の力が6時間程で切れてしまう事を・・。
そして、この風邪がどれだけやっかいかと言うことを・・・。
カナの風邪日記。
後半へ続く・・・。
by kanakoshirane | 2009-01-18 19:29